京都でDIYリノベーション 構造用合板を壁仕上げに使ってみよう
中古住宅をミニマムな リノベーションで仕上げようと考えると、壁などの仕上げ材に構造用合板を使うことが選択肢として上がります。
なぜか
下地=仕上げという神がかった方程式が成立するからです。
可能性は無限に広がる
構造用合板の使い方に制限はありません。
下地=仕上げの方程式を使ってもいいですし、下地ボードの上に乱雑に切った構造用合板を乱張りしても雰囲気は良くなります。

板幅を150ミリに合わせて切り、あとは目地が揃わないように無造作に貼るだけです。十分DIYでの施工が可能となり、雰囲気で言えば文句なしに格好良く仕上がります。

構造用合板を大きめに貼るとこんな感じ。短いのを挟んでみたりして、なるべく揃わないようにして貼ります。それだけで格好良く仕上げることができますね。

少し壁自体に立体感が欲しい場合は、板厚が違うのを乱張りします。そうすることで陰影が生まれ壁に立体感が生まれます。

構造用合板で作った扉です。これだけで「やっつけた感」が出ますよね。
ドアノブのカラーを黒にしているから渋く見えますが、ホワイト、グリーン、水色などカラーを変えるだけで表情は変わります。安くでオーダー建具をつくる場合は構造用合板を使うことをお勧めします。
下処理は大切です
構造用合板を床材(仕上げ材)に使う方がたまにおられますが、これには注意が必要です。
床材に適しているような材質ではないので、研磨作業、パテ埋め(節穴)をしっかりしないと、棘などが刺さったり、抜けた節の穴でひっかけたりするので、注意が必要です。
僕はお勧めはしませんね。*壁材として使用する場合、階段など手が触れる場所などでは、しっかりとした下地処理をすることが大切となります。カウンター材として使用する場合も同じです。

構造用合板は厚みの数も多く、いろいろな表情を生み出せる優れたアDIYイテムです。
ぜひ皆さんも一度お試しあれ。わからないことがあれば聞いてくださいね。
編集後記
リノベーションは今後需要が増えます。
中古住宅を選択肢に入れた場合、リノベーションで価値のあるものにしなければいけません。
そのためには、お金を掛ける場所(構造体)と自分たちで楽しんでゆっくりやる部分とを、明確に分ける必要があります。
FIVE DESIGNSはミニマム(余分なものはつくらない)でシンプルな空間が大切だと考えています。大きければいい。や、完璧につくり込むことにあまり重要性を感じていません。
小さくても素敵な空間はつくれます。もっともっと自由に皆さんは空間つくりを楽しむべきなのです。
そういった考えを持つ皆さんのお手伝いをするのが、僕たちの役目ですね。

1kgのチキン南蛮を完成させるとゆう荒業に挑戦しました。時間をかけても、ものの数分で息子達の胃袋の中に消えていく。せつないな。